落雁とYUCa’s Tea 有機抹茶のペアリング

落雁は日本の伝統的な和菓子の一つで、その歴史は古く、奈良時代から平安時代にかけて中国から伝わったとされています。元々は中国の「酥餅(そへい)」という干菓子がルーツで、日本に伝来した後は、日本の風土や文化に合わせて独自に発展しました。主な原料は米粉と砂糖で、蒸した生地を型に押し固めて作る落雁は、軽やかな口どけと控えめな甘さが特徴です。

落雁とYUCa’s Tea 有機抹茶の組み合わせは、日本の伝統美を感じさせる上品なペアリングです。落雁の繊細な甘みが、有機抹茶のほろ苦く豊かな旨味と絶妙に調和します。有機抹茶は農薬や化学肥料を使わずに栽培された茶葉から作られており、自然な香りと深い味わいを持つため、落雁の素朴な味わいを引き立てる役割を果たします。口の中で落雁がふんわりと溶ける食感は、抹茶の濃厚さを邪魔せず、むしろその余韻を豊かに感じさせてくれます。このように、落雁と有機抹茶は互いの魅力を引き出し合い、静かなひとときに彩りを添える理想的な和のペアリングと言えるでしょう。

これまでの連載で様々なタイプの和菓子をご紹介してきました。以前取り上げた、すあまは上生菓子と呼ばれ和菓子の中でも特に繊細で贅沢な部類にあたります。一方で、今回ご紹介した落雁は、干菓子ならではの素朴で優しい味わいが魅力です。中生菓子については、今後の記事でご紹介します。